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ぶどう膜炎とは?視力への影響が大きい目の病気
ぶどう膜炎(ぶどうまくえん)は、目の「虹彩」「毛様体」「脈絡膜」などに炎症が起こる疾患で、視力障害や視野狭窄(きょうさく)など、日常生活に大きな支障を及ぼす病気です。
重症化すると、
- 視力低下(片目または両目)
- 視野の欠損
- まぶしさや目の痛み
- 緑内障や白内障などの合併症
などが生じ、仕事や日常生活の継続が困難になるケースも少なくありません。
このように、ぶどう膜炎によって生じた視力や視野の障害が一定の基準を満たす場合には、障害年金の対象となります。
ぶどう膜炎で障害年金の対象になる条件とは
障害年金では、「ぶどう膜炎」そのものではなく、その結果として残った障害(視力や視野の障害)が認定対象となります。
以下のような状態が続いている場合は、受給の可能性があります。
● 視力の障害による等級の目安
ぶどう膜炎で障害年金を受給するためのポイント
ぶどう膜炎による視力障害は、「日によって変動がある」「症状が一時的に改善することもある」ため、診断書の記載内容が特に重要です。
● 審査で重視されるのは「できないこと」
障害年金の審査では、「○○ができるか」ではなく「○○ができないか」が重視されます。
例えば…
- 本や新聞が読めない
- 人の顔が判別できない
- 白杖なしでの歩行が困難
- 眩しさで長時間外出できない
こうした日常生活上の具体的な不自由さを診断書や申立書に反映することが、等級の判断に直結します。
診断書作成時の注意点:ぶどう膜炎の診断書は「眼の障害用」様式を使用
障害年金の申請では、病院に「診断書(眼の障害用様式第120号の3)」の作成を依頼します。
この診断書は、眼科医が作成する必要があり、視力・視野の測定データ、日常生活の状況、治療経過などを正確に記載してもらう必要があります。
医師に伝えるべきポイント
- 日常生活でどのように困っているか
- 仕事や家事への支障
- 白杖やルーペなどの補助具の使用状況
- 視力や視野の変化・改善傾向の有無
ぶどう膜炎は、症状の変動性や経過観察の長さが特徴です。したがって、過去の検査結果との比較や長期的な視力低下の経緯も、診断書に盛り込んでもらえると、より正確な審査が期待できます。
初診日の確認も重要!どの病院で最初に受診したかを明確に
障害年金の審査では、「いつ」「どの病院で」ぶどう膜炎の治療を始めたかという初診日の証明も重要です。
初診日が確認できないと…
- 保険料納付要件の判定ができない
- 障害認定日の特定ができず、申請そのものが無効になることも
長期間眼科にかかっていた方は、複数の病院に通っていた可能性もあるため、もっとも古い受診歴を確認することが必要です。
ぶどう膜炎の障害年金申請は、専門家のサポートで確実に
ぶどう膜炎による視力障害は、他の傷病と異なり、検査数値・診断書の記載内容・生活の実情のバランスが非常に重要です。
申請が通りやすい傷病ではないため、以下のようなケースでは社会保険労務士のサポートを受けることで、申請の精度が高まります。
- 初診日が曖昧で複数の医療機関を受診している
- 診断書に何をどう記載すれば良いか分からない
- 就労しているが、視力障害で強い制限がある
- 以前不支給になったが再申請を考えている
社会保険労務士は、医師への依頼文作成や、申立書の作成、診断書内容のチェックなど、実務的な支援を行いながら申請をサポートしてくれます。
まとめ
ぶどう膜炎による視力障害は、障害年金の対象となる可能性が十分にあります。
ただし、「視力・視野の具体的な障害が残っていること」「初診日が証明できること」「診断書に実態が反映されていること」が受給のカギとなります。
申請に不安がある方や、何から始めれば良いかわからない方は、経験豊富な社会保険労務士に相談して、早めの準備と正確な申請を進めましょう。
障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、
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対象となる傷病について
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いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
当事務所に相談するメリット
当事務所では、障害年金の無料相談を実施しております。
お電話での相談や、実際にお会いしての面談までは完全無料でご対応いたします。
障害年金の申請について、不安な方はお気軽にお問い合わせください。
また、有料での障害年金の申請代行も承っております。
ご自身での申請が難しい方は当事務所の申請代行サポートをご利用ください。
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社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。

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当事務所は1990年に横浜で事業を開始し、相談件数は6000件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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