Contents
障害年金の「目安」とは？
障害年金を申請する方の多くが抱える疑問は、
「自分の症状は対象になるのか？」
「どの程度の状態なら認定されるのか？」
という点です。
障害年金では、病名そのものではなく、その症状によって日常生活や労働にどのくらい支障があるかが判断の基準となります。
障害年金の等級ごとの目安
障害年金は、障害の程度に応じて1級・2級・3級（厚生年金のみ）に分けられています。
● 1級の目安
- 身の回りのことが自力でほとんどできない
- 常に他人の介助が必要
- 視力や手足の機能がほぼ失われている
- 重度の精神障害で日常生活が自立できない
● 2級の目安
- 食事・着替え・入浴などに一部介助が必要
- 就労や学業が大幅に制限されている
- 両眼の視力がそれぞれ0.07以下のもの
- 精神疾患で日常生活に継続的な支障がある
● 3級の目安（厚生年金のみ）
- 身体や精神に一定の制限があるが、部分的に就労可能
- 両眼の視力がそれぞれ0.1以下に減じたもの
- 手足の一部に著しい機能障害がある
障害ごとの「目安」例
● 精神障害（うつ病・統合失調症など）
- 1級：身辺のことがほぼ自分でできない
- 2級：働くことや日常生活が著しく制限される
● 視覚障害
- 1級：両眼の視力がそれぞれ 0.03 以下のもの
- 2級：両眼の視力がそれぞれ 0.07 以下のもの
● 脳血管疾患後遺症（脳梗塞など）
- 1級：寝たきりに近い状態
- 2級：介助なしでは歩行や日常生活が困難
● 腎疾患（人工透析）
- 透析を週3回以上継続 → 原則2級
金額の目安
障害年金の金額は、基礎年金（国民年金）と厚生年金で異なります。
● 国民年金（障害基礎年金・2025年度額の目安）
- 1級： 1,039,625／年（2級の1.25倍）
- 2級：831,700円／年
※子どもがいる場合は加算あり。
● 厚生年金（障害厚生年金）
- 1級・2級：報酬比例部分＋配偶者加給
- 3級：報酬比例部分（最低年額623,800万円）
※給与や加入年数によって大きく変動します。
申請から受給までの期間の目安
障害年金は、申請してすぐに受給できるわけではありません。
- 書類準備（初診日証明・診断書）：2〜3ヶ月
- 日本年金機構での審査：3〜4ヶ月
合計すると、申請から受給決定まで4〜6ヶ月程度かかるのが一般的です。
障害年金の「目安」はあくまで基準、実際はケースごとに異なる
ここまで紹介した目安はあくまで一般的な基準であり、同じ病名でも生活状況や症状の重さによって結果が変わることがあります。
- 働いていても支給される場合がある
- 軽度に見えても日常生活に強い支障があれば対象となる
- 診断書や申立書の書き方次第で結果が変わる
そのため、「自分の症状が該当するか不安」という方は、早めに専門家に相談することが大切です。
まとめ
障害年金の「目安」は、
- 1級：ほぼ常時介助が必要
- 2級：日常生活が著しく制限される
- 3級（厚生年金のみ）：労働や生活に制限がある
という大枠で整理できます。
ただし、実際の認定は症状や生活状況によって個別に判断されるため、診断書や申立書で「どんな支障があるのか」を正確に伝えることが不可欠です。
障害年金とは
「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、
障害年金を受け取っていないということは、65歳になっても年金を受け取っていないようなものです。
障害年金を受け取れる方は必ず申請することをお勧めいたします。
障害年金の基礎知識についてはこちら
障害年金でもらえる金額についてはこちら
対象となる傷病について
障害年金を受け取れるかどうか知りたい方は「かんたん！受給判定」をご利用ください。
いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
当事務所に相談するメリット
当事務所では、障害年金の無料相談を実施しております。
お電話での相談や、実際にお会いしての面談までは完全無料でご対応いたします。
障害年金の申請について、不安な方はお気軽にお問い合わせください。
また、有料での障害年金の申請代行も承っております。
ご自身での申請が難しい方は当事務所の申請代行サポートをご利用ください。
申請代行を依頼する際のサポート費用はこちら
社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。
Lineでのご相談
Lineでのご相談も承っていおります。お気軽にお問い合わせください。
ご相談いただく前にチェック
下記条件に一つでも当てはまる方は、障害年金の無料相談の対象外となります。
お問合せの前にご確認をお願い致します。
|
①年齢が65歳以上の方はこちら>> ②生活保護を受給中の方はこちら>> ③以下の方は年金事務所へお問合せ下さい ・年金事務所の書類に関する質問 ・老齢年金についてご相談されたい方 ・既に受給中の方 |
投稿者プロフィール
-
当事務所では横浜市を中心に神奈川県全域で障害年金に関する幅広いサポート依頼に対応しております。
当事務所は１９９０年に横浜で事業を開始し、相談件数は６０００件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
最新の投稿
- 2025年10月24日コラム障害年金は誰がもらえる？受給できる人の条件と対象となる傷病
- 2025年10月23日コラム障害年金は5年分まで遡及できる？遡及請求の仕組みと手続きのポイント
- 2025年10月22日コラム群発頭痛で障害年金はもらえる？認定の条件や等級、申請のポイントを解説
- 2025年10月21日コラム障害年金はどんな状態で受給できる？等級や金額の目安をわかりやすく解説
無料相談
