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障害年金が不支給(却下)になった…どうすればいい?
障害年金を申請したものの、「不支給決定(却下になった)」という通知を受け取った方は少なくありません。
ショックや不安を感じるのは当然ですが、まず大切なのは「なぜ不支給になったのか」その理由を正しく知ることです。
障害年金は、多くの人にとって生活を支える重要な制度です。再申請や不服申し立てによって受給できる可能性もあるため、諦める前に情報を整理して対応しましょう。
障害年金が不支給になる主な理由とは
障害年金の審査は厳格に行われます。以下のような理由があると、審査で「不支給」と判断されることがあります。
1. 初診日の証明ができていない
障害年金では「初診日」が非常に重要です。この初診日が証明できない、または保険料納付要件を満たせていないと、それだけで不支給となることがあります。
2. 診断書の内容が不十分
障害年金の審査では、医師の診断書の記載内容が最も重要といっても過言ではありません。
- 実際よりも軽く記載されている
- 「できること」にばかり焦点が当たっている
- 日常生活の支障が具体的に書かれていない
といった場合、本来の障害の程度が伝わらず、不支給となる原因になります。
3. 日常生活の状況が十分に説明されていない
「障害の程度」は、日常生活への影響で判断されます。
たとえば…
- 通院・買い物・金銭管理・対人関係にどの程度の支障があるか
- 家族や支援者のサポートがどれだけ必要か
といった生活上の困難が、具体的に伝わっていないと審査に不利になることがあります。
4. 働いていることで障害が軽く見られた
就労しているからといって、障害年金が必ず不支給になるわけではありません。
ただし、仕事の内容や働き方が適切に伝わっていないと、「障害が軽い」と判断される可能性があります。
不支給でも諦めない!次に取るべき3つのステップ
① まずは「不支給決定通知」の内容を確認
年金機構から届いた通知には、不支給の理由が記載されています。
専門用語も多いため、内容がわからない場合は専門家に確認してもらうことをおすすめします。
② 再申請や審査請求(不服申し立て)を検討する
不支給になっても、次のような方法で再チャレンジできます。
- 再申請(再度の請求)
→ 書類の内容を改善して、もう一度申請する方法。 - 審査請求(不服申し立て)
→ 不支給の決定に納得がいかない場合、正式に異議申し立てをする方法。通知から60日以内が原則。
どちらも専門的な対応が必要となるため、できるだけ早く行動を起こしましょう。
③ 社会保険労務士などの専門家に相談する
自分だけで原因を特定し、書類を修正するのは難しいケースがほとんどです。
- 医師への診断書の依頼方法
- 日常生活の支障の伝え方
- 不支給理由に対する適切な対応策
これらを適切に行うためにも、障害年金の実績がある社会保険労務士に相談することが、再申請成功のカギとなります。
再申請・不服申し立ての際に意識すべきポイント
再チャレンジでは、前回の申請で足りなかった情報を補うことが最重要です。
- 診断書は、実態に即した記載を医師に依頼する
- 日常生活で「何に困っているか」を具体的にまとめる
- 支援者の意見書や第三者の証言も有効な場合がある
まとめ:障害年金が落ちても、道はあります
障害年金の申請が不支給になったとき、多くの方が「もう無理だ」と感じてしまいます。
しかし、その多くは「準備不足」や「説明不足」によるものであり、適切な対応をすれば受給できる可能性は十分あります。
- 却下になった理由を分析することが最初の一歩
- 書類の見直しと準備が重要
- 専門家に早めに相談することで、正しい方向に進める
不安な気持ちを一人で抱え込まず、まずはご相談ください。障害年金の申請は、あなたの暮らしを支える大切な制度です。諦めず、しっかりとサポートを受けながら前に進んでいきましょう。
障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、
障害年金を受け取っていないということは、65歳になっても年金を受け取っていないようなものです。
障害年金を受け取れる方は必ず申請することをお勧めいたします。
障害年金の基礎知識についてはこちら
障害年金でもらえる金額についてはこちら
対象となる傷病について
障害年金を受け取れるかどうか知りたい方は「かんたん!受給判定」をご利用ください。

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
当事務所に相談するメリット
当事務所では、障害年金の無料相談を実施しております。
お電話での相談や、実際にお会いしての面談までは完全無料でご対応いたします。
障害年金の申請について、不安な方はお気軽にお問い合わせください。
また、有料での障害年金の申請代行も承っております。
ご自身での申請が難しい方は当事務所の申請代行サポートをご利用ください。
申請代行を依頼する際のサポート費用はこちら
社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。

Lineでのご相談
Lineでのご相談も承っていおります。お気軽にお問い合わせください。

ご相談いただく前にチェック
下記条件に一つでも当てはまる方は、障害年金の無料相談の対象外となります。
お問合せの前にご確認をお願い致します。
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①年齢が65歳以上の方はこちら>> ②生活保護を受給中の方はこちら>> ③以下の方は年金事務所へお問合せ下さい ・年金事務所の書類に関する質問 ・老齢年金についてご相談されたい方 ・既に受給中の方 |
投稿者プロフィール

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当事務所では横浜市を中心に神奈川県全域で障害年金に関する幅広いサポート依頼に対応しております。
当事務所は1990年に横浜で事業を開始し、相談件数は6000件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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