<概要>
50代男性
病名:ブルガダ症候群(ICD植込み)
結果:障害厚生年金3級(障害認定日当時遡り、5年分受給(約480万円))
<依頼者の状況>
10年程まえにICD植込み手術を受けており、その直後に自身で障害年金手続きをしようと思い途中まで進めたことがあるとのことでした。初診日証明や診断書なども入手済みでしたが、病歴状況申立書の作成で躓き、そのまま放ったらかしてしまったそうです。
<受任から申請まで>
当時の書類も全て残っていましたが、診断書は新たに作成していただくこととしました。初診時の病院に既にカルテがなく、当時入手した初診日証明書類をそのまま使用できるかと思いましたが、残念ながら不備が多く、使用不可と判断しました。幸い次の病院で作成してもらうことができたので、事なきを得ました。
10年前に躓いてしまった病歴状況申立書は、状況を詳しくヒアリングしたうえで、当事務所で代筆しました。
<結果>
現在の診断書1通のみで、障害認定日に遡って障害厚生3級に認定してもらうことができました。しかし手術を受けた直後にご自身で手続きできていれば、時効によって消滅することなく、当時より継続して受給できていたはずです。手続きが複雑で1人で進めるのは非常に困難であるがために、本来もらえたはずのものがもらえなくなってしまいました。