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50代女性
病名：多系統萎縮症
結果：障害認定日-障害厚生3級、現在-障害厚生2級（年額約130万円受給）
＜依頼者の状況＞
ご家族からお問い合わせがありました。面談時もご同席いただき、ふらつきの見られるご本人をサポートされていました。
これまでに複数の病院をご受診になっていました。
ふらつきを主訴にかかりつけ医を受診→紹介状が出される→大きな病院で検査→病名の特定に至らず、継続受診も求められない。かかりつけ医に戻る→紹介状が出される→別の（あるいは同じ）大きな病院で検査、といったことを繰り返していました。
徐々に運動失調が認められ、診断がついたのは初診から4年が経過した頃、面談の数ヶ月前のことでした。
初診から1年半後の障害認定日頃は、現在ほどの症状はないものの、ふらつきから就労先での業務に支障をきたしていました。
現在は書字も容易ではない様子でした。
＜受任から申請まで＞
障害認定日頃（障害認定日から3か月間）に転院があり、当該期間の診断書依頼先は2つの候補がありましたが、診断がついた現在の病院と同じ医療機関にお願いしました。
また、認定基準と照らして、障害認定日頃には平衡機能の障害用の診断書を、現在の状態には肢体の障害用の診断書を、用いていただくことにしました。
診断書依頼書にはご本人及びご家族から聞き取った日常生活状況の資料を添付しました。
かかりつけ医により作成された受診状況等証明書にも経緯が詳しく載っていました。
現在の症状の方が重いことは明らかであったため、額改定請求書も添付して提出しました。
＜結果＞
障害認定日3級、追って現在（請求日）は2級に改定されました。
診断がつくまでに数年を要されたとのことで、原因不明で過ごされたときはご不安だったことと思いますが、障害認定日に遡及して請求できたこと、現在はより重い状態にあると認定されたことに、安堵しました。
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