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40代男性
病名:うつ病、自閉症スペクトラム障害
結果:障害基礎 2級(遡及請求、5年遡及 約400万円)
<依頼者の状況>
お電話でのご相談をいただき、その後、当事務所へ面談にてご来所くださいました。
ご本人は幼少期から人と接することが苦手で、保育園時代から集団行動に馴染めず、説明を聞いても行動に移すことが難しく、よく注意されていたそうです。小学校入学と同時に新しい環境に移り、緊張から同級生と話せなくなり、孤立するようになりました。授業の内容を理解するのに時間がかかり、特に算数は大きな壁となり、提出物やテストも手がつけられない状態が続きました。
こだわりが強く、同じ色の物を並べる、物の配置を崩されると怒るなど、独特の行動も目立っていました。中学に進学しても状況は好転せず、からかいや暴力、担任からの否定的な言動もあり、人間不信と対人恐怖を深めていきました。中学3年時には、同級生からの暴力や担任による人格否定の言動も受け、家族にも相談できず、自己否定感を抱えるようになりました。
高校でも集団行動や会話に支障があり孤立。教師からも誤解されることが多く、理系教科の理解も困難で、努力しても報われない日々が続きました。塾や家庭のサポートでなんとか単位を取得していましたが、人の話し声が自分の悪口に聞こえる、人混みが苦手、家族とも感情の共有ができないといった特徴が続きました。
高校卒業後は大学に進学。しかし、サークルでのいじめや孤立、会話の困難、大学生活への不適応から、抑うつや不眠、希死念慮、自傷行為が顕著に。大学4年時には登校が困難になり不登校となり、両親の勧めで初めて精神科を受診しました。
最初の通院では医師からの対応に深く傷つき、その後は別の病院でうつ病と診断を受けました。定期通院と薬物治療を続けるも、バイトは失敗が続き、人間関係や業務の困難から短期間で辞めざるを得ませんでした。
その後、支援機関の助言を経て再び医療機関を受診。「うつ病」「自閉症スペクトラム障害」と診断され、認知行動療法を受けながら、就労支援事業所にも通所を開始しました。生活の多くを家族に依存している状態で、社会復帰への強い不安を抱えながら過ごされていました。
<受任から申請まで>
診断書は、認定日と現在の2通を依頼。当時と診断名が異なる事と、審査対象外とのことだったので、病態について確認いただくよう依頼し、医師にご対応いただきました。また、これまでの成育歴・就労歴を整理した資料も添えて医師に情報提供しました。
病歴・就労状況等申立書の作成では、ご家族の詳細なヒアリングをもとに、幼少期から現在までの困難を丁寧に時系列で整理。学業不振、対人関係の障害、家庭内での支援状況、現在の療養生活の実態など、客観的かつ具体的にまとめました。
その他、必要な書類を揃え、年金事務所へ請求いたしました。
<結果>
特に日本年金機構からの問い合わせはなく、障害認定日から障害基礎年金2級が認められました。
さらに、5年分の遡及も認められ、約400万円支給されました。
このように、うつ病と発達障害が複合的に影響しているケースでも、適切に状況を整理し申請を行えば、障害年金の受給が認められる可能性は十分にあります。
「初診日が昔すぎる」「病名が途中で変わっている」といった不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富な社労士が丁寧にサポートいたします。
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