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20代女性
病名:軽度精神遅滞、広汎性発達障害、不安障害
結果:障害基礎 2級(認定日請求、年額約80万円受給)
<依頼者の状況>
ご親族よりお電話にてお問い合わせいただき、当事務所にて面談を行いました。
ご本人は乳児期から非常に手のかかる子で、音や感覚に敏感で寝付きが悪く、衣類や音、匂いなどに強いこだわりがありました。幼児期には一人遊びを好み、他の子どもたちとの関わりを避ける傾向があり、自分のペースを乱されると癇癪を起こすなど、日常生活に支障が見られました。
小学校では普通級に在籍しましたが、忘れ物が多く、提出物が出せず、授業にも集中できずに孤立していました。学習面では著しく遅れがあり、音読や計算、作文も苦手で、家庭学習でも理解が困難な様子でした。不安やいじめにより不登校となり、支援学級に移籍。学校の勧めで精神科を受診したものの、服薬に拒否感があり継続できませんでした。
中学校では支援級に通学したものの、対人関係に不安があり、学習もついていけず、行動の安定に難しさがありました。中学3年頃には場面緘黙、不安、嘔吐恐怖が顕著となり、通院を再開。軽度精神遅滞、広汎性発達障害、不安障害と診断を受け、月1回の通院と薬物療法が始まりました。
高校は特別支援学校へ進学。ようやく周囲との関係に安定が見られるようになったものの、学力は小学生程度で、理解力や会話能力に著しい制限がありました。高校卒業後は就労継続支援B型事業所へ週5日通所。ボールペンの組立などの単純作業を行っており、常に支援者の見守りが必要です。
通所にも一人では行けず、電車は必ずボランティアが同行。自立して判断・行動することが難しく、家族や援助者のサポートが欠かせない生活を送っています。
<受任から申請まで>
知的障害による20歳前障害であったため、初診日の証明は不要でした。
診断書は現在通院中の医療機関へ依頼し、医師の協力により比較的スムーズに取得することができました。生活状況や支援内容について事業所や家族の協力を得て詳細を整理し、実態が反映されるよう補足資料も添えました。
病歴・就労状況等申立書の作成では、幼少期から現在までの長期にわたる経過を、家族の協力のもと時系列で詳細に記載しました。学業の困難、不登校、通院歴、支援の必要性、現在の通所状況までを丁寧に整理し、障害の一貫性と支援の必要性が伝わる内容としました。
<結果>
特に日本年金機構からの問い合わせはなく、障害認定日から障害基礎年金2級が認められました。
発達障害や知的障害をお持ちの方は、成育歴・学業・就労・生活面での困難が年齢とともに顕著になることがあります。過去の通院歴や診断がない場合でも、生活実態に基づいた丁寧な申立てを行うことで、適切に評価される可能性があります。
「診断が遅かった」「学校生活での困難しか証明できない」と不安を感じている方も、まずは一度ご相談ください。制度や申請方法をわかりやすくご案内し、必要なサポートを提供いたします。
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投稿者プロフィール

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当事務所は1990年に横浜で事業を開始し、相談件数は6000件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。