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30代女性
病名:双極性障害、自閉症スペクトラム症
結果:障害基礎2級(遡及請求、5年遡及 約420万円遡及)
<依頼者の状況>
ご家族よりお問い合わせいただきました。
ご本人は、幼少期より空想の世界と現実の区別が曖昧な傾向があり、小学校時代は親しい友人と穏やかに過ごしていたものの、中学校入学後、発言や行動が原因でクラスでは浮いた存在となり、いじめを受けるようになりました。1年生の途中から保健室登校となり、3年生までそれが続きました。「生まれてこなければよかった」と口にするなど、強い自己否定感が芽生え始め、不眠・精神不安の症状が現れました。
スクールカウンセラーの勧めで精神科を受診し、「自閉スペクトラム症」の診断を受け、月1回の通院と薬物療法を開始。その後、高校・短大へと進学しましたが、集団の中でのコミュニケーションに著しい困難があり、孤立やトラブルが続きました。短大は半年で中退し、将来への不安を訴えるようになり、就労支援施設への通所を経ても就職には至りませんでした。
20代に入ってからは気分の浮き沈みが激しくなり、家族や特に兄弟との関係性が悪化。フラッシュバックや悪夢に苦しみ、自室で泣き叫ぶこともありました。社会経験がないことから対人スキルにも不安が強く、日常的な手続きも家族のサポートなしでは行えない状態が続いていました。
また、薬の副作用により自宅前でけいれん発作を起こし救急搬送されたことも。発作は薬の変更により治まりましたが、その後も通院と服薬が継続しており、心身ともに不安定な状態が続いています。
こうした経緯を受け、お母様がご本人に代わって当事務所へご相談に来られ、遡及請求を含めた障害年金申請を進めることとなりました。
<受任から申請まで>
初診日の証明は問題なく取得でき、また、診断書の作成についても主治医の協力を得ることができました。
病歴・就労状況等申立書の作成にあたっては、お母様が協力的で、これまでの経緯を詳細にご記憶されていたため、スムーズに作成が進みました。幼少期からの発達傾向、学校生活での困難、家族関係、通院歴、就労歴の無さ、生活上の支援状況などを丁寧に整理し、症状の持続性と生活能力の制限を具体的に記載しました。
<結果> 申請後、日本年金機構から特段の問い合わせはなく、無事に障害基礎年金2級が認められました。また、5年分の遡及も認められ、約420万円が支給されました。
このように、若年期からの発達傾向や精神的な不安定さにより、社会参加や日常生活に支障をきたしている方でも、適切な準備をすれば障害年金の受給が認められるケースは多くあります。ご本人が直接手続きを進めることが難しい場合も、ご家族の協力のもとで申請することが可能です。
「子どもがずっと自宅で過ごしている」「発達障害があるが、働けずにいる」などのお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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投稿者プロフィール

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当事務所では横浜市を中心に神奈川県全域で障害年金に関する幅広いサポート依頼に対応しております。
当事務所は1990年に横浜で事業を開始し、相談件数は6000件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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