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20代女性
病名:うつ病
結果:障害基礎2級(遡及請求、5年遡及 約420万円遡及)
<依頼者の状況>
お電話にて「自分の症状でも障害年金を受給できるか不安」とのご相談をいただきました。年金事務所にも一度足を運ばれたそうですが、複雑な手続きに一人で進めるのは困難と感じ、当事務所にお問い合わせくださいました。
ご本人は、幼少期より家庭内で精神的虐待を受けて育ち、常に不安と恐怖に支配された日々を送っていました。小学生の頃からいじめに遭い、転校を繰り返したことで、どこに行っても安心できる人間関係を築くことができなかったそうです。
中学生になると精神不安定が顕著となり、リストカットなどの自傷行為が始まりました。中学3年で精神科を受診し、双極性感情障害と診断。以降、長年にわたり気分の落ち込み・焦燥感・希死念慮・自傷などの症状に苦しみ続けてきました。
高校進学後も人間関係の困難さや強い不安感から教室に居られず、通学は断続的となりましたが、成績は努力で維持し単位を取得。大学進学のため地元を離れ、一人暮らしを始めるも、大学生活に適応できず、孤独感と不安感から引きこもりに。生活も自立できず、実家からの支援に頼らざるを得ない状態が続き、再びリストカットを繰り返すようになりました。
大学を休学し実家に戻って療養を続けながら、別の医療機関を受診。うつ病と診断され、通院・服薬・カウンセリングを受けるようになりましたが、症状は改善せず、再度復学を目指すも、再び症状が悪化しては実家に戻るという生活を繰り返されてきました。
その後も大学へは断続的に通い、家族の支援を受けながらどうにか単位を取得し卒業。現在はパートナーと同居しておられますが、外出や家事は難しく、通院以外はほぼ引きこもりの状態。日常生活の多くをパートナーに支えられている状況です。
<受任から申請まで>
初診の医療機関にはカルテが残っており、スムーズに「受診状況等証明書」を取得できました。
診断書は、認定日時点と現在の2通を該当の医療機関へ依頼。複数の転院歴や診断名の変更があったため、それぞれの医師に状況が正しく伝わるよう、事前に経過をまとめ、資料を添えて依頼しました。
病歴・就労状況等申立書の作成においては、ご本人の記憶が曖昧な部分も多かったため、医療記録や家族の証言をもとに、成育歴・通院歴・大学生活・療養生活を丁寧に時系列で整理。希死念慮・自傷行為の頻度、生活への支障の程度が的確に伝わるよう工夫しました。
<結果>
申請から約2〜3ヶ月で、障害基礎年金2級の認定を受けることができました。
加えて、認定日請求も認められ、5年間の遡及分として約420万円が支給されました。
このように、長期にわたりうつ病などの精神疾患により生活や就労が困難な場合、障害年金の対象となる可能性があります。診断名が変わっている、通院歴が複雑、といったケースでも、丁寧に状況を整理すれば適正に審査されます。
「昔の通院があっても申請できる?」「初診日がいつか分からない」とお悩みの方も、どうぞ安心してご相談ください。
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投稿者プロフィール

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当事務所では横浜市を中心に神奈川県全域で障害年金に関する幅広いサポート依頼に対応しております。
当事務所は1990年に横浜で事業を開始し、相談件数は6000件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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