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30代男性
病名：発達障害（自閉スペクトラム症障害、注意欠陥多動性障害）
結果：障害厚生 3級（認定日請求、年額約60万円受給）
＜依頼者の状況＞
お電話にてご本人からお問い合わせをいただき、その後、当事務所にて面談相談を行いました。
ご本人は幼少期から言葉が遅く、集団生活にも馴染みにくい傾向が見られていました。小・中・高と進学する中で、友人関係を築くのが苦手で、いじめやからかいを受けることも多く、感情のコントロールができずにトラブルになることが度々ありました。忘れ物や提出物の管理、授業中の集中力の持続、計画性・段取りなどが苦手で、「落ち着きがない」と評価されることが多かったとのことです。
高校卒業後は就職。しかし、指示の理解が難しくミスが続き、周囲と衝突する場面もありました。一人で行うルーティン作業に異動した後も、作業の抜けや忘れがあり、上司や同僚との関係性に悩み続けていました。
年々ミスや疲労感が増え、気分の落ち込みも現れるようになり、昇進した際には業務管理や部下のマネジメントに対応できず、著しいストレスを感じるようになりました。この頃からご自身でも「発達障害ではないか」との疑いを持ち、精神科を受診。「ADHD」と診断され、服薬と通院を開始しました。
その後、主治医から「一般雇用での継続就労は難しい」と助言を受け、障害者雇用枠にてシステム会社に転職。しかし配慮があっても、ミスの指摘や教育業務の負担、周囲とのコミュニケーション不全などが重なり、気分の落ち込みや不信感が増大。数か月前から休職となり、現在は復職できず自宅療養中。リワークへの通所を通じて回復に取り組んでおられる中で、当事務所に障害年金の相談くださいました。
障害者手帳３級交付
＜受任から申請まで＞
初診日の証明については、医療機関の協力によりスムーズに取得でき、問題はありませんでした。
診断書の作成に際しては、ご本人の実際の困難が適切に反映されるよう、事前に医師向けの依頼書を作成。必須項目が記載漏れがあり、修正依頼を行い調整しました。
病歴・就労状況等申立書の作成では、通院歴や職場でのエピソード、日常生活上の困りごとについて丁寧にヒアリングを実施。ご本人の記録だけでなく、発達検査資料やお薬手帳も参考にしながら、特性による具体的な困難が伝わるよう工夫しました。
＜結果＞
申請から約2〜3ヶ月で、障害厚生年金3級の認定が下りました。
発達障害（ASD・ADHDなど）は、外見からはわかりにくく、周囲の理解も得られにくいケースが多くあります。しかし、困難が就労や日常生活に及んでいる場合、障害年金の対象となる可能性があります。
「自分が対象になるか分からない」「申請は難しそう」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。制度に精通したスタッフが、丁寧にサポートいたします。
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投稿者プロフィール
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当事務所では横浜市を中心に神奈川県全域で障害年金に関する幅広いサポート依頼に対応しております。
当事務所は１９９０年に横浜で事業を開始し、相談件数は６０００件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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