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20代女性
病名:広汎性発達障害
結果:障害基礎 2級(認定日請求、約半年遡及)
<依頼者の状況>
メールにて「障害があっても自分でも申請できるのか不安で…」というお問い合わせをいただきました。
ご本人は、幼少期からひとり遊びを好み、周囲と積極的に関わることが少ないお子さんでした。保育園でも感情の表出が乏しく、保育士に「物静かな子」と言われることが多かったそうです。
小学校では無表情でほとんど会話をせず、妄想に没入するような姿が見られ、いじめやからかいの対象になることも多かったといいます。家庭でも兄弟からのいじめがあり、安心できる居場所を持てずに過ごしてきました。忘れ物や提出物の遅れが常態化し、勉強も苦手で、補習を受けることもありました。
中学校、高校でも状況は変わらず、視線や物音への過敏さ、人の気配に対する強い不安などから、動悸や呼吸苦といった身体症状が出現。学校生活への適応が困難となり、不登校に近い状態でなんとか卒業。その後は職業訓練校に進学されますが、授業についていけず中退。以降も複数のアルバイトや専門学校へ進むも継続できず、失敗体験が積み重なっていきました。
こうした中、自ら調べて心療内科を受診。「神経症」や「発達障害」と診断され、カウンセリングや服薬治療を開始。少しずつ自分の状態を理解し始めました。
現在は就労移行支援事業所に週5日(1日2時間ほど)通所しながら、療養と社会復帰の準備に取り組んでおられますが、周囲の音や人の動き、視線に強い過敏性があり、日常的に体調を崩すことも多く、支援が不可欠な状況が続いています。
ご本人の努力と状況を踏まえ、当事務所では20歳前障害による障害基礎年金の認定日請求をご提案し、申請を進めていくこととなりました。
<受任から申請まで>
初診医療機関へ受診状況等証明書を依頼し、初診日の確認を行いました。
診断書の作成にあたっては、成育歴・就学状況・就労歴・日常生活での支障などを詳細にまとめた資料を医師に提供。記載内容に不備がないよう丁寧に依頼しました。
病歴・就労状況等申立書の作成では、出生から現在に至るまでの状況を、本人からの詳細なヒアリングを通じて丁寧に整理。特に対人不安、感覚過敏、体調の波、継続困難な就労歴などを具体的に記載しました。
また、パートナーとの同居証明として住民票も添付し、現状の生活実態を正確に伝えるよう努めました。
<結果>
特に日本年金機構からの問い合わせはなく、障害認定日から障害基礎年金2級が認められました。(約半年分の遡及)
申請から約2〜3ヶ月で、障害基礎年金2級の認定が下りました。
また、認定日も認められ、支給も受けることができました。
このように、発達障害により就学・就労・日常生活への支障がある場合、障害年金の対象となる可能性があります。「若年で申請しても認められるのか不安」「家族以外の支援者がいるけど申請できるか」といったご相談にも丁寧に対応いたします。どうぞ安心してご相談ください。
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投稿者プロフィール

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当事務所では横浜市を中心に神奈川県全域で障害年金に関する幅広いサポート依頼に対応しております。
当事務所は1990年に横浜で事業を開始し、相談件数は6000件を超える、相談者からの信頼の厚い事務所です。
相談者にとって最大限のお手伝いができるよう、精一杯取り組みますので、具体的な障害年金に関するご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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