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40代女性
病名:統合失調感情障害
結果:障害基礎 2級(遡及請求、5年遡及 約560万円受給)
<依頼者の状況>
ご家族からのお電話にてお問い合わせをいただき、その後オンラインにて面談を行いました。
ご本人は10代の頃から情緒不安定で、高校を中退後、アルバイトに従事し生計を立てていました。19歳頃より外出時に動悸や発汗、息苦しさが現れ、外出困難に。パニック発作が続き、精神科で「パニック障害」と診断され、数ヶ月間治療を受けたものの改善せず、その後通院を中断。
一時的に症状が落ち着いた後は結婚・出産を経て活動的に生活していたものの、夫婦関係に悩み精神状態が悪化。再び精神科を受診しましたが、診断名や治療内容は記憶にないまま、通院を継続できず症状も放置されていました。
その後、育児・家事・パートをこなしながら、地域活動にも積極的に参加。仕事では表彰を受けるなど順調に見える一方で、家庭内はトラブルが多く最終的に離婚を経験。
ストレスから不眠・不安・飲酒が悪化。再度受診した医療機関で「統合失調感情障害」と診断されました。気分の高揚と抑うつの波、幻聴や幻視、不安・パニック症状が継続し、生活は家族の支援なくしては成り立たない状態に。
気分の波に病識を持てないまま、家族の援助を受けて通院と服薬を継続していました。就労を希望しパート勤務を開始したものの、体調不良や幻聴・不安により出勤は不安定。職場で孤立、欠勤が増え、最終的には退職。再度就労を試みましたが、数ヶ月で体調を崩し退職に至りました。
現在は無職で、療養を続けながら家族と生活をされています。
当事務所では初診日から長い年月が経過していたため、「社会的治癒」の考え方を用いた5年遡及請求をご提案し、申請を進めることになりました。
<受任から申請まで>
初診日は現在の通院先であったため、受診状況等証明書は不要とし、診断書を2通(認定日用・現在用)依頼。医師の協力も得られ、記載内容は概ねスムーズに整いました。
病歴・就労状況等申立書では、20年以上にわたる生活・就労・家庭状況を丁寧にヒアリングし、社会的治癒の説明やそれを裏付ける資料も整理して提出しました。症状の変遷、生活の支障、支援の有無についても明確に記載し、長期的な症状の継続性と日常生活への影響をしっかりと伝える内容としました。
その他、必要な書類を揃え、年金事務所へ請求いたしました。
<結果>
審査の結果、障害基礎年金2級として認定され、5年間の遡及請求も認められました。
これにより、加算を含め約560万円の年金が支給されました。
このように、未受診期間があり、社会生活を送っていた期間も相当数ある場合は、「社会的治癒」を用いた適切な申請によって障害年金の受給が認められることもあります。
「長年の病歴があるけれど、申請できるかわからない」と不安を感じている方も、どうぞ安心してご相談ください。専門の社労士が、一人ひとりの状況に寄り添いながら、丁寧にサポートいたします。
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